西表島から由布島へ渡るのに、水牛車に乗って海を渡りました。水牛車に乗って海を渡れるのは、世界中でここだけです。西表島から由布島までの距離は約400メートル。由布島は小さな島ですが、島全体が亜熱帯植物楽園となっていて、自然の美しさに溢れています。
水牛車で西表島から由布島へ
西表島から水牛車でゆっくりと浅瀬の海を渡って由布島に行きます。西表島の水牛車乗り場『由布島入口』の水牛のモニュメントがありました。水牛車乗り場になっているのでここから水牛車に乗りに行きました。由布島への道中では、景色を楽しみながら、水牛がゆったりと歩を進めていく様子を見ることができます。
8人程が乗り込んだ後に、出発する前には水牛車がひっくり返らないよう水牛車を操る御者さん(お兄さん)がバランスをみてから出発です。
水牛車にのっている間に御者さんは、車をひいてくれている水牛君の紹介や島のことなどを話してくれ、三線をひいて唄って聴かせてくれました。
水牛は人間の3〜4歳の知能があり、人間の言葉を理解していると言っていました。
見ていても、確かに御者さんの言葉を聞いていました。
潮風を感じながらのんびりと水牛車に揺られて、青い空と広がる海を眺めつつ、心地よいのどかな気分を味わえます。
由布島まで水牛車をひいてくれたパワーのある元気な9歳のコタロー君です。
コタロー君の御者さんもとても親切なお兄さんでした。
由布島の亜熱帯植物楽園
水牛の池では、沢山の水牛が気持ち良さそうに顔だけ出して池に入っていました。角の短い子水牛も見れました。
亜熱帯植物が道の両側に繁っていて、ジャングルに居るみたい。
ブーゲンビリアガーデンでは、色とりどりのブーゲンビリアが咲いていました。
マンタの浜
バナナの木には、島バナナができていました。由布島の亜熱帯植物楽園では、広がる大きな葉の下に実る島バナナも見られます。
ヤシの木なども青々と茂り、南国の雰囲気を一層引き立てていました。
由布島は南国の美しい自然が広がる楽園でした。
帰りも水牛車で由布島から西表島へ
島内を一周した後にスコールにあい、帰りの水牛車は雨の中帰ってきました。
屋根があるので雨に濡れることは無かったけれど、水牛君は雨でずぶ濡れでした。
帰りの水牛君の御者さんは、由布島に住んでいるって言っていました。現在由布島に住んでいるのは、この御者さん含めて7人だけだそう。
一度だけイリオモテヤマネコが由布島に歩いて渡ってきた時のことなども詳しく話してくれていました。
帰りの水牛君は18歳のコジロー君でした。急ぐことなく、何度か途中で立ち止まったりして、御者さんが言葉をかけて進むように促していました。
最後は足元がぬかるんでいない場所までコジロー君は進んで降ろしてくれました。
西表島から水牛車に乗って海を渡り島全体が亜熱帯植物楽園の由布島へ、帰りも水牛車に乗って由布島から西表島に戻ってきました。南国の自然も満喫でき、水牛車にも乗れて、とてもいい旅の思い出になります。水牛車に乗ってのんびり海を渡るの、おすすめです。